良質の湯が湧き出る、鹿児島屈指の温泉郷「霧島」。古来より親しまれる『霧島の四大温泉郷』をご紹介します。
天照大神の孫「ニニギノミコト」を祀る「霧島神宮」を中心に広がる、神秘のロマンに満ちた温泉郷。昭和初期、神宮から約5km離れた霧島連山の湯之野温泉から引湯することにより実現。
厳かな霧島の山間から、こんこんと湧き出ずる神々しい湯。大小8からなる温泉は、いずれも標高800m〜850mの間に位置します。様々な種類の泉質は、あらゆる症状に効果的です。
古くから温泉・旅館が建ち並ぶ「妙見温泉」、昔ながらの湯治宿や自炊客で賑わう「安西温泉」、日本で初めて坂本龍馬が新婚旅行に訪れた「塩浸温泉」など、天降川(あもりがわ)沿いに点在する、多彩な温泉郷です。
日当山駅の東へ約500m、天降川(あもりがわ)の清流を挟んだ西河岸に位置する温泉街。正応6年(1293年)に開湯した、鹿児島県内最古の温泉郷です。古くは牛馬の世話、庶民の足湯として利用されていたと伝わり、薩摩の英雄、「西郷隆盛」のお気に入りの温泉の一つとして有名。「西郷隆盛」は晩年、持病の糖尿病などの治療法として「日当山温泉郷」で湯治したといわれています。