「霧島」エリアには様々な不思議な現象が起こると言われています。古来よりこの現象は『霧島の七不思議』と云われています・・・
山中や竹やぶに、自然の陸稲が生えることがあります。
この陸稲を「蒔かずの種」と云われています。「蒔かずの種」は天孫降臨の時、高天原から持参した種子が残っていて、山の中で自然に育ったものだ、と云い伝えられています。
霧島神宮から西方に2kmほど離れた山中にあります。10㎥ぐらいの岩で、真ん中が割れて10cmぐらいの隙間が出来ています。 中をのぞくと文字が彫られているのが見えますが、人間の力では動かすことのできない巨岩の中に、どのようにして文字が刻まれたのか、不思議です。
霧島神宮の旧参道の中ほどに「カメ」にそっくりな自然石があります。これを「亀石」と云います。また、石の近くの坂は「亀石坂」とよばれています。
霧島神宮旧参道にあり、むかし岩穴からいつも極微弱な「風」が吹き出ているのが、不思議に思われていました。 岩の上には石造の観音さまが安置されていたと云われています。現在は「風」は吹き出てないようです。
霧島神宮の西方250メートルほどの下の岩穴から湧き出る「小川」です。11月から4月頃までは、ほとんど枯れていますが、5月ごろから勢いよく大量の水が湧き出ます。この時は魚もいっしょに湧いてくるといわれます。水は清明で、天孫降臨の際、迩迩芸命「ニニギノミコト」が高天原から持ってきた「真名井の水」が混ざっている、と伝えられます。
霧島神宮の西方300メートルの場所にあります。両度川は、毎年6月頃から水が流れ出して8、9月頃には枯れてしまいます。はじめは10日も水が流れたかと思うと、その後全く乾いてしまう。そして、数日たつとまた流れ出す・・・「両度川」の由来は、毎年同じ時期に決まって、二度流れるというこの現象から、「両度川」という名がつけられたと云われています。
むかしむかし霧島神宮が現在の社殿に移った頃のこと、深夜の社殿奥から「神楽(かぐら)」が高く鳴り響いてきました。その時、神官・僧侶、村人まで「神楽」を聞いたとか。現在でも真夜中に、かすかに「神楽」のような響きがあると云われています。
●「亀石」と「亀石坂」
●「風穴」
●「御手洗川」
●「両度川」
●「神楽」